UMAコラム〜未確認生物

「古代クジラ」

海へ戻った元・陸生哺乳類クジラの進化と歴史・・・
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古代クジラ(古鯨)とは?


古鯨(こげい)、原鯨(げんげい)、古代鯨(こだいくじら)、ムカシクジラ・・・・
いくつかの呼び名はあるが、分類上はムカシクジラ亜目に属するクジラ類を「古代クジラ」と呼ぶ。

注・「古鯨亜目」や「原鯨亜目」と表記する書籍やサイトもありますが、当サイトでは「ムカシクジラ亜目」として書いています。 




ムカシクジラ亜目とは?




ムカシクジラ亜目に属するクジラ類は「原鯨」や「原始クジラ」とも呼ばれるように、その一部については「現生クジラの直接の祖先ではないか?」と考えられている。

現生クジラの直接の祖先・・・
それは、陸生哺乳類が生活の場を水辺に移し、海生哺乳類へと進化していく過程を意味する。
それでは、(イーコラム・スタッフが描いた)絵心のかけらも感じられないイラストを元に、クジラ類の進化と歴史を追ってみよう。



古代クジラの進化と歴史


パキケトゥス(パキケタス)の画像パキケトゥス(パキケタス)
分類:クジラ目>ムカシクジラ亜目>パキケトゥス科
生息年代:約5300万年前 / 体長:約1.8m

どう見てもクジラとは思えない外見だが、発見されている化石の中では最古のクジラとなる。また、上のイラストではわかりにくいでしょうが、パキケトゥスの足先は蹄(ひづめ)になっています。
「このオオカミのような姿の動物が、なぜクジラなのか?」と疑問に思われるだろうが・・・、
外見ではなく、耳骨の構造が現生のクジラ類と同じであるという事から、パキケトゥスはクジラ目に分類されている。

例えば、人が会話をする際には言葉を交わしあうが、言葉は音であり、音は空気振動として耳に伝わる。
その為、人の耳には空気振動を受ける為の空洞があり、耳骨は薄い。
また、この耳骨の薄さは人だけではなく、多くの哺乳類に共通する構造でもある。

しかしながら、水中では音を空気振動として捉える事はできない。
その為、現生のクジラ類の耳骨は厚くできており、いわゆる骨振動として音を捉える構造になっているが、パキケトゥスの耳骨も厚く、現生のクジラ類と同じ構造になっているという事から、前述のようにパキケトゥスはクジラ目に分類されている。
尚、パキケトゥスは陸上や水辺にいる事が多く、捕食時のみ水中に潜ったと考えられている。


アンビュロケトゥス(アンブロケタス)の画像アンビュロケトゥス(アンブロケタス)
分類:クジラ目>ムカシクジラ亜目>アンビュロケトゥス科
生息年代:約5200万年前 / 体長:3〜4m

パキケトゥスから約100万年後、今度はワニのような姿をしたムカシクジラ「アンビュロケトゥス」が出現しますが、似ていたのは外見だけではなく、生態的にもワニに似た半水棲の動物であったとされています。
目が現生のワニ類と同じような位置にありますが、アンビュロケトゥスは水面から目の辺りだけを出して獲物が近づくのを待ち、近づいた獲物を襲っていたのではないかと考えられています。
つまり、現生のワニ類と同じ「待ちぶせ型の狩りをしていたのではないか?」という事になります。
尚、水掻きは後肢のみにあり、前肢にはなかっただろうと考えられているようです。


ロドケトゥス・カスラニ(ロドケタス・カスラニ)
分類:クジラ目>ムカシクジラ亜目>プロトケトゥス科 / 生息年代:約4700万年前 / 体長:約3m

アンビュロケトゥスから約500万年後(約4700万年前)には、ロドケトゥスが出現します。
上記のアンビュロケトゥスに似ていたようですが、前肢にも水掻きがあり、より水中生活に適した体形に進化したと考えられています。


バシロザウルス(ゼウグロドン)の画像バシロサウルス 
分類:クジラ目>ムカシクジラ亜目>バシロザウルス科
生息年代:約4500万年〜3800万年前 / 体長:20m以上

上図がバシロザウルス(別名:ゼウグロドン)の想像図になるが・・・
体長20m以上という事もあり、巨大なトカゲか、恐竜の類に見えるのではないだろうか?
実際に、化石が発見された当時には巨大な爬虫類の化石であると考えられた事から「バシロサウルス」という名をつけられたが、後にクジラ類である事が判明し、「ゼウグロドン」と改められている。

上図では尾ビレ以外にも4つのヒレがあるように見えるが、前肢と後肢になる。
バシロザウルスには退化しつつあるとはいえ後肢が残っており、「ヒレ」と呼ぶよりも指の間の「水かき」というレベルの解釈になるようだ。当然ながら現生クジラのような遠泳力はなく、「浅い海を主として生息していたのではないか?」と考えられるている。
また、現生クジラ類のクビ部分はくびれていないが、バシロザウルスのクビ部分はくびれており、クビだけを動かす事もできたようだ。

尚、現生クジラはヒゲクジラ亜目(シロナガスクジラなど)とハクジラ亜目(マッコウクジラなど)に分けられるが、「ゼウグロドンを祖としてヒゲクジラ亜目とハクジラ亜目に分かれたのではないか?」とする説もある。



現生クジラの誕生


ザトウクジラ(by BLUE DOLPHIN)その後・・・
約3000万年前には初期のヒゲクジラ類である「セトセリウム」と、初期のハクジラ類である「スクアロドン」が出現。
現在のクジラ類の全ては、約500万年前には出現していたと考えられている(約1000万年前〜200万年前の間で諸説あり)。
ザトウクジラ (ヒゲクジラ亜目ナガスクジラ科)
画像:「BLUE DOLPHIN」様 



画像:ザトウクジラ 「BLUE DOLPHIN」様
画像:パキケタス、アンブロケタス、バシロザウルス(ゼウグロドン) 「イーコラム

2007/09/01 NEW (イーコラム)
2006/04/16 旧サイト 


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