UMAコラム〜未確認生物

「イエティ」

ヒマラヤの雪男、イエティの正体とは?
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イエティとは?


ヒマラヤ山脈一帯で目撃される獣人のような生物の総称。
日本では「ヒマラヤの雪男イエティ」として紹介される事が多い。
「メテ(Meh-Teh、Mih-Tch)」とも呼ばれ、体長1.5〜1.6m位だと推測される。
イエティ 画像: Wladimir Tschernezky


一般論としてのイエティは「体長3m前後にも達する巨大な獣人のような生物であり、足跡の大きさだけでも40〜50cmある」とされる。
一方、当サイトが示すイエティの体長は1.5〜1.6mであり、一般論から比べると半分程度の大きさでしかなく、「等身大のイエティ説」と呼んでも差し支えないように思われる。

つまり、「イエティは巨大な獣人ではなく、人と同程度の大きさの獣人のような生物ではないか?」という説に基づく事になりますが、かなりのパーセンテージで私的解釈が入っている事を併せて記しておきます。
では、先に一般論としてのイエティ、次に等身大のイエティ説を紹介するという構成でページを作成したいと思います!



一般論としてのイエティ


外見
一般的にイメージされるイエティとは、上のイラストような姿になるのではないだろうか?
ゴリラのような外見と、人のような直立二足歩行が可能だと思われる姿勢は「獣人型UMA」の典型例ともいえるだろう。
また、イラストの目撃者は「クマよりも巨大であり、足跡の長さは約50cm、幅は20cm以上あった」と証言しており、イエティが巨大な獣人のような生物である事を想像させる。
そして、イエティはヤク(チベット高原に生息するウシの仲間)やヒツジ、時には人を襲う事もあると伝えられる。

ちなみに、イラストについて補足すると・・・
1941年、スパイ容疑でシベリアへの強制収容所送りとなったポーランド人スラヴォミール・ラウィッツ氏(Slavomir Rawicz)は仲間と共に脱出し、シベリアからインドまでの約650kmを1年以上かけて徒歩で逃走した。
その途中にあるシベリア山脈を縦断する際には「イエティを見た!」と証言しており、それを元に動物学者のウラディミール・チェルネスキー博士(Wladimir Tschernezky)が描いたものとなる。

語源の由来
また、「イエティ」と呼ばれる存在と語源については、チベットの少数民族であるシェルパ族の間では古くから目撃談が伝えられる存在であり、イエティとはシェルパ語で「岩の動物」を意味するとされる。
(注・シェルパ族は6世紀頃にチベットからネパールへ移住したと考えられている。)

ただ、ヒマラヤ山脈はブータン、中国、インド、ネパールなどの周辺6ヵ国にまたがる広大な地域である事から、国や地域によっては「メテ」「テモ」「メギュ」などとも呼ばれるが、同一種(亜種を含む)に対する呼称の違いに過ぎず、何れにしてもイエティを示すとされる。

亜種
イエテイには大きさの異なる2〜3亜種がいるとされる。
大型種は体長4.5m前後、中型種は2.5m前後、小型種は1.5m前後だという事だが、「大型種の体長4.5m前後という数値は誇張されすぎた表現である」という理由から度外視される場合が多い。
また、小型種に関しては「亜種ではなく、性別の差や成体と幼体の差ではないか?」とする見解もあり、上記の大型種を度外視という事と併せて考えた場合には「イエティには亜種はいない」という事になる。

エゾヒグマの画像正体論
1973年以来、30年余をかけてイエティの調査を続けている根深誠氏は、「イエティの正体はチベットヒグマ(ヒマラヤン・ブラウン・ベア)である」と発表している。
(注)左の画像はチベットヒグマではなく、エゾヒグマです。
エゾヒグマ 画像:「サトルさん(旭川市旭山動物園で撮影)」




等身大のイエティ説


一般論としてのイエティと等身大のイエティ説との最大の違いは、「メテ、テモなどの呼称の違いは同一種に対する言語の違いではなく、全く別の生物を意味するものではないか?」という事になる。
つまり、一般論としてのイエティは「体の大きさの違う2〜3亜種がいる可能性はあるものの、全てイエティ(同一種)である」と考えられる事に対して、等身大のイエティ説では「それらは別々の生物ではないか?」とする考え方であり、具体的には下記のようになる。

ズテ(Dzu-Teh)
ヤクやヒツジ、時には人をも襲う事のある大型生物への総称であり、チベットヒグマを示すと解釈される。

テマ(Teh-Lma)
遠目には人間の子供のようにも見える大きさと外見の生物への総称。
オナガザル科のハヌマンラングール(別名ハイイロヤセザル)やアカゲザルなどを示すと解釈される。

メテ(Meh-Teh、Mih-Tch)
等身大のイエティ説では「メテこそがイエティだ!」と解釈される。
体長150〜160cmと推定されるメテは黒、もしくは赤みを帯びた黒い長毛に覆われた類人猿のような生物であり、現生動物でいえば「ゴリラのような外見と大きさ」という事になるのだろうが、当然ながらヒマラヤ山脈一帯にゴリラはいない。

あるいは、「ハヌマンラングールやアカゲザルなどの大型個体ではないか?」と考える事もできるが、それらは同じオナガザル科のニホンザルと同程度の大きさであり、「体長150〜160cmにも達する巨大なニホンザルがいる!」と記すほどの無理がある。
では、メテの正体・・・。つまり、イエティの正体とは何なのだろうか?



メテ(イエティ)の正体は?


ギガントピテクス・ギガンテウス説
非常にマイナーな存在だが、当サイトではギガントピテクス・ギガンテウスの生存説を上げてみたい。
単に「ギガントピテクス」と呼ぶ場合には本種ではなく、同属のギガントピテクス・ブラッキのみを示す場合がほとんどである。

先に、ギガントピテクス・ブラッキについて触れてみると、化石は中国南部〜南西部、及びベトナムから発見されている。
体長約3m、体重500kg前後にも達する霊長目の最大種であり、約40万年前〜10万年前に絶滅したとされるが、現在でも目撃情報が寄せられている米国のビッグフット(体長2〜3m)や、一般論としてのイエティ(体長3m前後)との類似性が高い事から、「ギガントピテクス・ブラッキの生き残り説」が上げられる事になる。
ただ、等身大のイエティ説ではメテ(イエティ)の体長を1.5〜1.6mだと推定しているので、ギガントピテクス・ブラッキでは巨大すぎる。

一方のギガントピテクス・ギガンテウスの化石はインド北部から発見されており、ギガントピテクス・ブラッキの半分ぐらいの大きさだと推定されているので、体長1.5m前後という事になるのだろう。等身大のイエティ説でのメテ(イエティ)に酷似した姿であるとも推測できる。
ギガントピテクス・ギガンテウスは生きているのだろうか?

ギガントピテクス2種の比較図ただ、ギガントピテクス・ギガンテウスについては不明な点が多く、ギガントピテクス・ブラッキに対する先祖説、別種説、亜種説などの様々な分類があるようです。

* 詳細は当サイト「ギガントピテクス」で書いています。

ブラッキ種とギガンテウス種との比較図 画像:「イーコラム」



ネアンデルタール人説
かつて、(人類の進化を問う際に)多地域進化説が主流であった時代には「ネアンデルタール人は現生人類の祖先である」と考える事が一般的であり、その際には長毛に覆われた獣人のような姿のネアンデルタール人のイラストが描かれる事が多かった。
一方、アフリカ単一起源説が主流である近年では「ネアンデルタール人は現生人類の祖先ではなく、亜種である」と考える事が一般的となり、ネアンデルタール人のイラストからも長毛が消え、現代人と大差ない姿で描かれる事が多くなった。

ネアンデルタール人は身長160cm前後、体重80〜90kg以上だと推定され、約2万4000年前に絶滅したとされる。
身長に比べると、体重があり過ぎるようにも思えるが・・・
ネアンデルタール人は寒冷地に適した身体構造をしており、熱を発散しにくい筋肉質タイプであった事が「重すぎる?」とも思える体重につながるようだ。手足などが短めであった事も、体温を保持する上では都合がよかったと考えられている。

更に、ネアンデルタール人には動物の毛皮を口にくわえて歯でなめすという知識があり、防寒用の毛皮を着用していたと考えられている。
そのような事から、「ヒマラヤ山脈の寒冷な一部地域に、身長160cm前後のネアンデルタール人が毛皮を着て暮らしていた・・・」と仮定した場合、目撃者にとっては「メテ(イエティ)」そのものになるのではないだろうか?

前述のように、ネアンデルタール人の絶滅時期は約2万4000年前だとされるが、ほんの数年前までは「3万4000年前〜3万2000年前に絶滅した」と考える事が一般的であった。
このような認識の変更は、新たな骨や石器類が発見される事によって今後も見直しが行われる可能性はあるだろうし、もしかしたら現代とは目と鼻の先の時代までネアンデルタール人は生きていたのかもしれない・・・。
メテ(イエティ)とは、シェルパ族の祖先達が目撃したネアンデルタール人だったのだろうか?


画像:エゾヒグマ 「サトルさん(京都府在住・会社員)」
画像:ギガントピテクス 「イーコラム
参考サイト:「Meh-Teh」様
参考サイト:「Blue Rock - The Earth : Yeti」様
参考資料:「UMA解体新書 (著)実吉 達郎」様

2007/09/01 NEW (イーコラム)
2004/11/01 旧サイト


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