「オオトカゲ」
日本で発見〜捕獲されたオオトカゲの情報、雑学など。 |
有鱗目・トカゲ亜目・オオトカゲ科に属する約30種の総称が「オオトカゲ」となる。
全長約3mにも達する「コモドオオトカゲ」や「ハナブトオオトカゲ」から、約20cmの「オミジカヒメオオトカゲ(別名チビオオトカゲ)」など大小様々だが、総体的には全長1〜2mの大型種が多い。
先ずは、環境省ホームページ内にある「ペット動物販売業者用説明マニュアル (爬虫類)」の一文を見てみよう。
5種がサイテスの附属書Tに属し、残りの全種が附属書Uに属します。(中略)
動物愛護管理法の政令で危険動物に指定されているのは、3mを越すコモドオオトカゲとハナブトオオトカゲの2種だけです。
コモドオオトカゲはサイテスの附属書Tに属し、通常は手にはいりませんし、飼うべきではありません。
ハナブトオオトカゲはU表ですから飼うことはできます。しかし、許可が必要ですし、かなり大がかりな施設が要求されます。 |
上記の引用文について、補足してみると・・・。
サイテス(CITES)とは、「Convention on International Trade in Endangered Species of Wild Fauna and Flora」の略。つまり、「ワシントン条約」になります。
オオトカゲ類約30種のうちベンガルオオトカゲ(インドオオトカゲ)、アカオオトカゲ、サバクオオトカゲ、コモドオオトカゲ、ヒガシベンガルオオトカゲの5種は附属書Tに属するので、日本のペット産業との国際取引はできないが、残りの全種は取引可能という事になるのだろう。
それらのうち、ハナブトオオトカゲだけが危険動物として指定されているが、地方自治体の許可を得る事ができれば飼育可能という事になる。
| * 上記の補足は管理人なりの解釈です。例外もあるようですが、詳しくは調べていません。 |
平成14年8月11日、和歌山市大河内
全長90cm超、体重約1kgのミズオオトカゲが用水路で発見〜捕獲されている。このミズオオトカゲは6月頃から付近で目撃されていたとの事。
「管理人のコメント」
ミズオオトカゲの最大個体は全長2.5m、体重20〜25kgにも達する。
人に慣れやすいという事から人気があるようだが、これほどの大型個体ともなれば厳重な設備と覚悟が必要なように思う。
平成17年9月19日、京都府山城町綺田
全長約70cmのノドジロオオトカゲが阿弥陀寺で発見〜捕獲されている。
「管理人のコメント」
ノドジロオオトカゲも大型種であり、全長2mほどにも成長する。
平成17年10月27日、岐阜県多治見市
全長約80cmのサバンナオオトカゲが、美容院の花壇で発見〜捕獲されている。
「管理人のコメント」
サバンナオオトカゲはおとなしく、なつきやすいという事などから初心者向けともいわれている。
しかし、全長こそ1mに満たないものの重量感があり、パワーもある。やはり、飼育にはそれなりの設備と覚悟が必要なように思う。
ページの先頭部分でも書いていますが、「オオトカゲ」とはオオトカゲ科に属する約30種の総称となります。
しかしながら、一般的には「オオトカゲ=大きなトカゲ」と解釈される事も多いので、この欄にはオオトカゲ科に分類されない「大きなトカゲ」について書く事にしました。
平成17年4月3日、神戸市中央区
住宅地で発見〜捕獲されたグリーンイグアナは体長約150cm、体重約5kgだった。
| グリーンイグアナ 画像:「イーコラム(大阪・海遊館で撮影)」 |
「管理人のコメント」
グリーンイグアナはオオトカゲ科ではなく、イグアナ科に分類されるが、最大個体では全長2m以上にも達する大きなトカゲだ。
人に慣れやすく、値段も手頃という事でかなりの人気なようだが、購入時には手の平サイズだった幼体が、わずか数年で1mを超える事もある。更には2m前後にまで成長する事も想定して購入〜飼育する必要があるように思う。
尚、南西諸島(沖縄諸島など)では、すてられたイグアナが自然繁殖している可能性も指摘されており、沖縄県うるま市では平成17年10月9日に全長130cmのグリーンイグアナが発見〜捕獲されている。
平成17年8月26日、徳島県海部郡由岐町田井
「雑木林の中に体長1m位のワニのような生物がいる」との通報が複数の通行人から寄せられ、県警などが雑木林周辺の捜索を行った。
発見する事はできなかったが、「ガイアナカイマントカゲだったのではないか?」とみられている。
「管理人のコメント」
ガイアナカイマントカゲはオオトカゲ科ではなく、テグトカゲ科に分類されるが、体長1m以上にも達する大きなトカゲだ。
「カイマン・・・」という名前から想像する事ができるように、ワニのような姿が特徴となる。
ネット上ではオオトカゲ類を飼育されている人達のサイトも数多くあり、家族の一員として迎え、我が子のように大切に育てている様子が伝わってきます。
手の平に乗せていたり、背中におぶっていたりとベタ慣れ状態ですが、これは飼い主さんの努力のたまものであり、誰にでもベタ慣れするかというと、疑問です。
そして、それほど迄に愛情を注いできた飼い主さん達がオオトカゲ類を放逐するとは思えないので、街中に放逐されるオオトカゲ類については「人との信頼関係が未構築な状態が多い」と考えてもいいように思います。
私たちから見れば全長1〜2mのオオトカゲは巨大であり、警戒するべき存在ですが、オオトカゲから見ても人間の身長は巨大であり、警戒するべき存在になるかと思います。
では、人とオオトカゲとが鉢合わせをした場合には、どうなのか?
逃げ場を失くしたオオトカゲ類の行動としては、下記のような例も報告されている。
平成18年7月27日、沖縄県浦添市
全長約150cmのミズオオトカゲの大型個体が自動車工場内で発見、捕獲されている。
捕獲しようとする従業員達から逃げ回っていたミズオオトカゲだが、最終的には「口を開けて攻撃してきた」との事。
上記の例について補足してみると、逃げ場を失くしたオオトカゲにとっては人という巨大な生物に追いつめられた状況になるのだろう。
そのような場合には、長いシッポや鋭い爪、噛みつきなどが肉食、草食を問わずに持つオオトカゲ類の自衛手段であり、攻撃手段でもある。
また、オオトカゲ類のほとんどは肉食であり、現地では昆虫やカエル、小型哺乳類などを捕食する・・・。
最後になりましたが、オオトカゲ類を非難する主旨ではない事を書いておきます。
しかしながら、新聞などで報道されるオオトカゲ類の放逐事件については、オオトカゲ類とは無縁な生活を送る多くの人達や、真摯な飼い主さん達からすれば迷惑な話です。
そして、放逐されたオオトカゲ達にとっては悲惨な話です・・・。
捕獲されたオオトカゲ達は「遺失物の保管」として、所轄の警察署などで1〜数週間程度の飼養を受けますが、その間に飼い主さんが現れなければ、原則として殺処分されます。
希少種として動物園などに引き取られる事もありますが、例外的なケースとなるようです。
決して、捕獲イコール保護ではありません。
また、熱帯〜亜熱帯地域原産のオオトカゲ達にとって、日本の気候や索餌条件は厳しいものであり、「放逐された時点で、衰弱死への秒読みが始まっている」という事に等しいようにも思えます。
グリーンイグアナやガイアナカイマントカゲなどはオオトカゲ科ではありませんが、一般的には「大きなトカゲ」として認識されるかと思います。
オオトカゲ類、及び大きなトカゲ類は文字通り「巨大になる」という認識の元で、愛情、信念、覚悟などを全力で注げる人にだけ飼ってほしいと願います。
|
|
|
UMA/動物系総合サイト「イーコラム_地球と生物の不思議」
CONTENTS
「イーコラム」 地球と生物の不思議に関するコラムのようなコンテンツ
「UMAコラム」 絶滅動物とUMA(未確認生物)に限定したコラムのようなコンテンツ
「動物コラム」 現生動物に限定したコラムのようなコンテンツ |
|
| Copyright (C) 2007-,ecolmun.net,all rights reserved. |