UMAコラム〜未確認生物

「メガロドン」

約2600万年前〜600万年前に生息していた巨大ザメ
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メガロドンの顎(あご)の復元標本
メガロドンとは?


・全長:13〜15m
・ネズミザメ科>ホホジロザメ属>ムカシオオホホジロザメ
・生息年代:約2600万年前〜600万年前
(一説では400万年前〜200万年前に絶滅したとされる)
メガロドンの顎(あご)の復元標本 画像:「宵闇の森」様


ホホジロザメ属の最大種であり、最強種。それが、古代ザメ「メガロドン」だ。
姿形はホホジロザメと大差ないが、ホホジロザメの全長4〜5mに対して、メガロドンの全長は13〜15m。アバウトに解説すれば、超巨大なホホジロザメだと思ってもらえばいい。
上の画像はメガロドンの顎(あご)の復元標本だが、人間はもちろん、自動車さえも呑みこんでしまえるほど巨大だ。

学術名はカルカロドン・メガロドン(Carcharodon megalodon)。
あるいは、カルカロクレス・メガロドン(Carcharocles megalodon)とも呼び、「カルカロドン」はネズミザメ科を意味し、「メガロドン」は巨大な歯をイメージする。
同じネズミザメ科のホホジロザメ(学術名カルカロドン・カルカリアス Carcharodon carcharias)の直接の祖先と考えられた事が名前の由来となるが、近年では「直接の祖先ではなく、近縁種だ」とする説が強い。

また、メガロドンの最大個体は全長16m、体重47.7t にも達したと推定されるが、これはジンベイザメ(全長約12〜15m)と同等以上となり、この事から「サメ類、及び魚類の最大級」や「最大種」と称される。



メガロドンの目撃情報


上記のように600万年前〜200万年前には絶滅したとされるメガロドンだが、現代でもメガロドンと思われる巨大ザメの目撃情報が相次いでいる。その代表例を4つ紹介してみよう・・・

メガロドンの目撃情報(1)
1918年、ポートスティーブンス市沖(オーストラリア・ニューサウスウェールズ州 )


メガロドンの目撃情報として最も有名な事例であり、ご存知の人も多いだろうが、
ロブスター猟をしていた漁師達によって目撃されたという巨大なサメについて触れてみたい。

ポートスティーブン市(Port Stephens)はシドニーの北約200kmに位置する港町だ。
タスマン海を挟んでニュージーランドとは向き合う形となり、牡蠣(カキ)、ロブスター、鯛などが捕れる豊かな漁場に恵まれている。
そして、1918年のある日・・・
沖合い約14kmにあるブロートン島(Broughton Island)周辺の海域で、漁師達がロブスター猟をしていたところ、想像を絶する巨大なサメが現われ、ロブスターの入っていたカゴ(約1kg以上のロブスターが24〜36匹以上は入っていたらしい)を、カゴごと引きちぎって去って行ったという事だ。

漁師のひとりは「サメの大きさは90m以上あった!」と話し、別の漁師は「波止場(約35m)と同じ位の大きさだった」と話している。
サメの全長が35〜90mという事では話にまとまりがつかないが、これは漁師達が想像を絶するような巨大なサメを目撃した事による集団パニック化が原因ではないかと思われる。
この場合、波止場という比較対照のある35mという数字を信頼したい。
恐怖心から実際よりも2〜3倍大きく見えたとしても、10〜18mの巨大ザメだったという事になる。

目撃した漁師達全員の一致した証言として、巨大ザメが白っぽい体色をしていた事が上げられており、その事から「シロナガスクジラなど、クジラ類の見まちがいではないか?」とする否定論もあるが・・・
ポートスティーブン市沖はバンドウイルカやザトウクジラなどの分布域として知られており、現代ではホエールウォッチングが催される程の海域だ。漁師達が見まちがえる事はないだろう。

逆にいえば、この海域にはメガロドンのような巨大ザメがエサとするクジラ類が豊富だという事になる。 
その後、数日間・・・漁師達は巨大ザメを恐れ、漁に出なかったと記述されている。


メガロドンの目撃情報(2)
1927年、ランギロア島沖(タヒチ・ツアモツ諸島)


米国の著名な小説家、ゼーン・グレイ(ZANE GREY)氏は深海釣り師(Deep sea angler)としても有名だった。
そして、1927年のある日(一説では1928年)・・・
息子のローレン(Loren)達と共に、タヒチのランギロア島沖で釣りをしていた時に巨大ザメを目撃している。
グレイ氏は「自分が乗っていた船よりも大きかった」という事から、サメの全長を10〜12m位だったとし、同行していたニュージーランドの漁師達がグレイ氏の証言に同意している。

全長10〜12mの巨大ザメという事なら、ジンベイザメやウバザメだった可能性もあるが・・・
「巨大なホホジロザメのようなサメ、あるいは絶滅したはずのメガロドンのようなサメだった」と、グレイ氏自身は回顧している。

参考・ウバザメ
通常は全長6〜8mだが、個体によっては10m前後にまで成長する。最大記録は全長12.27m、体重(推定)16t。 




メガロドンの目撃情報(3)
1933年、ランギロア島沖(タヒチ・ツアモツ諸島)


こちらもゼーン・グレイ氏や息子のローレン達の目撃談となる。
「最初はクジラかと思った・・・」という事だが、波しぶきを舞い上がて泳ぐ巨大生物の尾ヒレはクジラなどの海生哺乳類のヨコ向きの尾ヒレではなく、サメなどの魚類のタテ向きの尾ヒレだった。
そして、「頭部の大きさは3m以上で、ジンベイザメのような扁平型ではなく、丸みを帯びていた。
全長は12〜15m位で、ジンベイザメのようなグレー系の体色ではなく、ジンベイザメ特有の斑点もなかった」と話している。


メガロドンの目撃情報(4)
1954年、アデレード市(オーストラリア・サウスオーストラリア州 )


1954年3月・・・
カッター船であるレイチェル・コーエン号(Rachel Cohen)がアデレードへの帰港後にドック入りしたところ、船体に突き刺さる17本もの巨大なサメの歯が発見された。
歯の大きさは8〜10cm、噛みついた跡の直径は約2m。その事から推定される全長は24mにも達する。

コーエン号の船長によると、「ティモール海(オーストラリア〜東ティモール民主共和国の間)で嵐に遭い、巨大な流木と衝突したような衝撃を受けたが・・・あれが、そうだったのか?」と語っている。
また、噛みつかれた部分がスクリュー近くであった為、シャフト部分が折れ曲がっていたという事だ。

尚、 カンガルー島を含むアデレード市沖はホホジロザメが生息する海域としても有名だ。
ホホジロザメのエサとなるオットセイなどの海獣類も非常に多く生息している。

参考・10m級の巨大ザメ
身長1・7mのダイバーとの比較

画像:イーコラム
大阪・海遊館で撮影した写真を加工
本来は全長1m強のメジロザメ属の一種









メガロドンは生きているのか?


1・メガロドンの出現と絶滅の理由!

メガロドンが出現したのは約2600万年前。
この時代の海は暖かで、メガロドンがエサとするクジラ類が大繁栄していたそうだ。
ところが、約600万年前に海水温が低下し、メガロドンは適応できずに絶滅したとされる。
加えて、クジラ類が寒冷な海域に移動。メガロドンはエサを失い、絶滅したと考えられている。


2・しかし・・・

確かに、地球の気温は約600万年前から徐々に低下していったと考えられている。
約400万年前からは急激に低下し、約200万年前〜1万年前は俗に「第4氷河期」とも呼ばれる。
そして、この事から、メガロドンの絶滅時期が600万年前〜200万年前の諸説に分かれるのかもしれないが・・・

いわゆる「スノーボールアース」と呼ばれるような全地球規模の寒冷化ではなく、「赤道付近では、雪も降らなかっただろう」と考えられている。
つまり、メガロドンの生息に適した海域が残されていた可能性を考える事もできる。

また、「クジラ類が寒冷な海域に移動した事から、メガロドンはエサを失い絶滅した」ともされるが・・・
個人的には、やや説得性に欠けるように思える。
約1000万年前〜500万年前には、全ての現生クジラ類が出現していたとされる。
現生クジラ類には熱帯性や温帯性の種もいるが、それらの全てが寒冷な海域に移動したとは考え難い。


3・そして、シーラカンスやメガマウスシャークのような例もある!

例として上げるには、余りにも有名な話になってしまうが・・・
シーラカンスは約3億6000万年前(古生代・デボン紀中期)に出現し、約8000万年前(中生代末)に絶滅したと考えられていたが・・・
1938年に南アフリカの東岸沖で発見され、「世紀の大発見」として世界中の人々を驚かせた。
1998年には別種のシーラカンスがインドネシア沖で発見されているが、わずか8年ほど前の出来事だ。

「巨大な口を持つサメ」という意味のメガマウスシャーク。
確認されている最大個体は全長567cm、体重約1200kg。目撃情報では全長7m以上とも伝えられる巨大ザメだが・・・発見されたのは1976年11月15日。わずか、30年ほど前に過ぎない。

上記、1〜3をまとめてみれば・・・
シーラカンスやメガマウスシャークの発見前と同様に、メガロドンが未発見のまま生息を続けている。あるいは、数万年前〜数千年前まで生息していたという可能性は否定できないように思える。
実際に、最も新しいメガロドンの歯は約1万1千年前のものであり、その歯は化石化途上であったとする報告もある。


4・現代のメガロドン!

2005年10月に神奈川県川崎市で見つかったホホジロザメの死骸は、「全長4.8m。オスとしては世界最大級」という事だが、これは性別が「オス」だと判別できる範囲での世界最大級になる。
性別不明、あるいは性別を問わないホホジロザメの最大公式記録は全長約7.3m。目撃情報レベルでは全長11mにも達する。

これは、もう・・・メガロドンの世界ではないだろうか?
つまり、絶滅種とされるカルカロドン・メガロドンの生き残りではなく、現生種であるホホジロザメの10m級が存在する可能性も考えてみたい。

「ホホジロザメの10m級なんて、いるのか?」と考えるのが普通だが・・・
最大公式記録である全長7.3mは、人間に捕らえられた範囲での最大個体に過ぎない。
自然下には人間に捕らえられる事のない更なる巨大なホホジロザメが存在すると考えても、突拍子のない異論のようには思えないし、厳密に10m以上である必要もないだろう。

全長7〜8m以上もあれば、目撃時には10m級の巨大ザメに見えるのではないだろうか?
現代のメガロドン・・・それは、ホホジロザメの10m級が生息する可能性を意味する。


画像:メガロドンの顎(あご)の復元標本 「宵闇の森」様
画像:メジロザメ属の一種(大阪・海遊館で撮影) 「イーコラム
参考サイト:「No Megalodon Survival」様
参考サイト:「メガロドン - Wikipedia」様
参考サイト:「Does Megalodon Still Exist?」様
参考サイト:「Old Fishing Photos Gallery」様

2007/09/01 NEW (イーコラム)
2006/12/05 旧サイト 


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